ストレスチェックでは、従業員と組織の健康について新たな発見がありました。

ストレスチェックでは、従業員と組織の健康について新たな発見がありました。

株式会社センサータ・テクノロジーズジャパン
企業規模
101〜300名
業種業態
製造・メーカー
課題
ストレスチェックの集団分析の活用 ストレスチェック義務化制度への対応 優秀な産業医の選任

人事という仕事だから見えてくる、働くひとの健康をつくるためにできること

iCAREとご契約していただくことになったきっかけは何でしたか?

篠崎さん

この会社に来て一番はじめに感じたのは、海外との付き合いが多いということです。海外との取引は時差があるため、日本は深夜でも海外では仕事が始まる時間帯という事情があるので、家に帰ってから海外と電話会議が発生することがあります。

家でも仕事をするということは、結果的に拘束される時間が長くなりますし、こういった仕事は社内からは見えにくいので、これが健康リスクになっているのではないかと感じています。

外川さん

確かに拘束されている時間は、長くなりがちかもしれないです。周りも皆行っているので、それに違和感を感じていないかもしれないです。

篠崎さん

身体面とメンタル面でいうと、メンタル面でやる気がおきなくなった、疲れすぎちゃったという方が多いと感じています。

過重労働対象の方には産業医面談を実施していますし、面談の後は私が顔を見てお話しています。

外川さん

あと、組織によるところはあるんですが、人によって業務量のばらつきがあるところが課題だと感じています。

また、本社がUSにあるのでコミュニケーションがうまくとれていない部門もある。組織的には縦割りなところもあって、全社的なまとまりがないと感じている部分もある。それは、会社単位で動く時にまとまりのなさを若干感じることがあります。

中でも特に注目している課題について教えてください。

米山さん

上司が部下に対して、また周囲がケアを行う「ラインケア」が課題だと感じています。

マネージャーには、最近なったばかりのものや、入社したばかりのマネージャもいます。従来からもラインケアを行ってきましたが、マネージャーには部下の顔色をしっかり見て欲しいと思っています。

本当に危ない状態の社員は1〜2週間付き合えばわかるだろうと思うところもあるのですが、マネージャーから人事に不調者の情報が上がってきにくい。いよいよヤバいという状況になってからしか報告が上がってこないので、もう少し早く情報をキャッチしてほしいというのが本音です。

数百名だからできるし、風通しをよくしたいと思っています。

篠崎さん

何かことがあると人事の方が集まって、産業医や保健師を交えて対策を行うという体制はできていると感じています。

はじめてのストレスチェック

ストレスチェックが義務化されて、不安はありませんでしたか?

米山さん

社労士の方から、マイナンバーに続いてこういう法改正があるらしいという情報があって、ストレスチェックというものをやらなければいけないと話を聞いたのが始まりでした。

外川さん

ストレスチェック義務化のお話を聞いた最初の印象は、準備が大変そうという不安がありました。

大変ですよという話を友人の社労士さんからも聞いていて、書類を読んでくださいと渡されたものを読んでみたら面倒で、大変だと心配していました。

篠崎さん

事前に産業医からこれを読んでくださいともらった資料を見たときは、こんなことをしなければいけないのかと、ものすごく大変だと感じていましたが、サポートがあって実施したので非常に助かりました。

外川さん

やったことのないことだったので、「ひどい結果がでたらどうしよう」、「ストレスいっぱいだったらどうしよう」という不安がありました。

あと、従業員に啓蒙はしたのですが、ちゃんと回答に答えてくれるかな?という心配もあり、結果がすごく怖かったです。

とはいえ専門家ではないので、「役所から怒られたらどうしよう」、「落ち度があったらどうしよう」という不安もありました。

実際にストレスチェックを行ってみて、感想について教えて下さい。

外川さん

実際行ってみるとそれほど大変ではなかったというのが実感です。事前準備として契約書とかそういう面倒はありましたが、契約後Carelyを導入してからはとても楽でした。

米山さん

受検率に関しては、100%に達して欲しいと思っていましたが、高い受検率に満足しています。育休で休んでいた人もいて、100%にならなかったのは仕方がないですが、初めてだったらなぜ受検しないのか?という気持ちはありました。

篠崎さん

90%でも十分に合格だと思います。大企業でも1ヶ月前に衛生委員会で慌ててやりますという企業が多いのですが、衛生委員会でも何度も事前にアナウンスしていたのはすごいと感じました。

アナウンスの効果もあって、その結果受検率も高かった。これだけの規模の会社で、時期を早めに実施したというのは準備がしっかりしていたと感じています。

あと、招待メールが届いてシステムへ誘導される形だったので、従業員には受検しやすかったと感じています。

外川さん

ストレスチェックの結果は、今まで人事が過重労働で追っていた人と違っていた人が対象だったので驚きました。

結果的に、ストレスが高かった人は長時間労働による仕事のストレスが主ではなかったので、家庭や様々な面でストレスがあったということがわかりました。

篠崎さん

ストレスが高かった方については、産業医面談を希望されなかったので、産業医と相談して私が個別にフォローしました。その後は状況をウォッチしています。誰が使っているかまではわかりませんが、チャットで相談をしている人もいるようです。

米山さん

仕事面だけでなく家庭面でのストレスもあると思います。高ストレス者からどうあって欲しいという要望を確認していただき、ヘルプがきたら社員の了解を得て人事にあげてほしいと思っています。

iCAREと二人三脚で従業員の健康をつくっていきたい

iCAREに期待する部分について教えてください

米山さん

ラインケアを推進するにあたって、本社系の組織は人数も多く組織も大きいので、同じような境遇のマネージャー同士で相談できる場があるのですが、少人数の組織だと悩み事を相談する場がないので、マネージャーの困ったことや悩み事を聞いてくれるといいのではないかと思います。

本来は社内で気軽に相談できるのが理想ですが、なかなか難しさがあるのではないでしょうか。

外川さん

外部の意見の方が別観点からの意見が入ってくるので、それが新しい気付きになる。客観的な意見として、Carelyを活用していくのがいいのではないかと思っています。

米山さん

あと、外部向けのホームページの採用情報に、Carelyについて掲載しています。

面談に来る人はそのページを結構見ていて、敢えて直接聞かれることはそんなにないし、それがあるから会社を選んだということはないかもしれない。

外川さん

こういう健康促進の仕組みがあるというだけで助けになると思っています。

米山さん

見えないところではありますが、外部機関に話をするところがあるというのが良い面と思っています。

新しく入られる方にいい影響を与えているという風に感じていて、採用上有利には働いている。従業員が働きやすい環境整備については、もう少し制度を揃えなければいけないという意識はあります。

外川さん

家族にも相談出来ない悩みを聞いてもらえる相談窓口になってもらえるといいなと思っています。

私たち人事には相談しにくいことを、外部だから相談できるという窓口になってほしい。言うとすっきりする、情報をもらうとなるほどともらえることもかなり多いので、うまく活用できていくといいと思います。

篠崎さん

あと、産業医との情報共有を昔は手書きで個人のバインダーにはさんで、メールを送ってという感じで行っていたのですが、Carelyの面談記録を使うことでシステムに投入するだけで情報共有ができるのでとても楽になりました。

システムに投入したら、産業医がCarelyを見てくれるので、読みましたよという返事をくれてコミュニケーションが円滑になり、記録と連絡が同時にできるので時間短縮になりました。

次年度のストレスチェックに向けてのお考えを聞かせてください。

米山さん

ストレスチェックを今年やって、同じ内容であれば来年は受検率が下がるかもしれないですよね。

そうではなくて、家庭だったり、仕事だったりいろいろな種類のストレスが全員にあるわけで、ストレスにどう対応していくかというストレスマネジメントについて、気づきをどうしていくかを全社員対象にやっていきたい。ストレスとどうつきあっていくか、精神的なものから病気になってしまうというのが怖い。

怪我をしたなど身体的に病気になるのはある意味仕方がない側面はあるが、精神面はいろんな意味で怖いので、未然の気づきができればよいと思っています。

篠崎さん

週1回の情報配信についてもう少し周知徹底をした方がいいかもしれないですね。ストレスチェックに関する事後のアナウンスができていなかったので、これは何のために送られているんだろうと感じた人もいたように思います。

Carelyについて周知徹底をしっかり行えば、さらに有効に機能するのではないかと思います。また、今年はラインケアの対策を行うので、来年はセルフケアを促進できるような形にしたいです。

米山さん

以前工場で働いていた時に今から思えば、彼はうつ病だったかなと思い浮かぶ人がいます。

ストレスチェックで、精神的に負荷がかかっている方とか、仕事があわない、組織にあわないというストレスがかかっている人がいて、そういったストレスの気付きが予防になる。

社員がストレスに気づいて、もし社員の方が人事異動等の要望があれば是非情報をあげてきてほしい。正社員で再就職しようと思っても、まだまだ就職難の時代で、従業員の方には定年まで健康で働いて欲しいと思っています。

ストレスチェック後にどうしたいという本人の要望を聞きたいし、最悪の事態にならないようにしっかり対応をしていきたいです。

人事部 米山 秀勝 様、外川 綾里 様 / 保健師 篠崎 とし子 様
株式会社センサータ・テクノロジーズジャパン
人事部 米山 秀勝 様、外川 綾里 様 / 保健師 篠崎 とし子 様

センサータ・テクノロジーズ ジャパンは、センサーと制御部品の世界的リーダーとして、世界各地で重要なビジネスを展開。初めてのストレスチェックを行うためにCarelyを導入。