スタートアップのCTOの役割について思うこと

ヨシ(CTO)
2018/11/01

どうも、石野です。

おかげさまでiCAREの開発チームも10名ほどの規模になり、会社としても次のフェーズに来たかなと思うので、振返りも兼ねてスタートアップにおけるCTOの役割について少し書いてみたいと思います。(主にシリーズA以降かな)

 

ご存知の方も多いと思いますが、「CTO」という役割はかなり範囲が広くなってきたため細分化が進んでいます。諸先輩方の記事やイベント(IVS CTO Night やMeetup)などでは昔から話されており、VPoE(Vice President of Engineering:開発組織のマネジメント責任者)は日本でもやっとメジャーになってきましたし、VPoPのようにプロダクト(Product)に責任を持つ役割も出てきました。そのため、「CTO」はよりギークで技術よりな意味になってきたなと個人的に感じていました。

 

先日、私がCEOやCCOに「そろそろ本当の意味でのCTOの方に入ってもらいたいなぁ」って話をしたら「言いたいことはわかったけど、CTOは名乗ってくれよ〜」という反応だったので、まぁ確かにそうだよな、と思いこの記事を書いてます。

 

最近の名だたる企業ではCTOとVPoEの2トップ体制がよく見られますが、まだまだ小さなスタートアップでは技術担当の顔としての「CTO」は対外的にも必要です。(特にB2Bだと、窓口・責任者という点でも)

 

ということで、スタートアップにおけるCTOに必要な要素や役割が3段階に分かれると思っています。

 

CTO … 会社の技術担当、経営メンバー、バランスの取れた人

①VPoT(Technology) ←今回これを勝手に命名してみたが…
「技術責任者」
自らがプロダクト開発・運用を実践し、コードレビュー、アーキ
テクチャ選定、DevOpsなどの方針を示し、メンテナンス性に優れた
システムを作る人
②VPoE(Engineering)
「組織マネジメント責任者」
クリエイティブの文化を創り、エンジニア・デザイナーが働きやすく
生産性が高い状態を作り出す人
③VPoP(Product)
「プロダクト責任者」
ユーザヒアリングしながら、MVPを決め、最適なタイミングで
プロダクトをレベルアップする人。プロダクト品質の責任者

 

上記①〜③の比重はそれぞれあると思いますが、大事なのはバランスです。
よくあるのは、①はすごいけど、②が苦手でメンバーに尊敬されにくいとか、③が苦手で事業スピードと合わない とかですかね。

 

私の場合は、ほぼ②と③になっていて、割合的にこんな感じです。
①VPoT : 20%
②VPoE : 40%
③VPoP : 40%

 

これからのiCAREのフェーズとしては、まずは①を見ていただける技術顧問の方を探し、アドバイスをもらいながらメンバーのスキルアップと将来の①となるメンバーを創出すること、②③の比重を今の最高のメンバーが少しづつ担ってくれることだと思っています。会社がさらなる高みへ向かうために!

 

この、CTOの役割がより多くの人に理解され、採用のミスマッチが起きなければ良いなと思った次第でした。

 

余談ですが、スタートアップのCxO(Cがつく人)に求める人物要件はかなり高いと思っています。特にiCAREだと下記が重要視されます。

(みんなのお手本となって、BS/PLが読めて、など当り前の事は割愛)
・熱いパッション
同じVision/Mission/Credoでも、自分の中での会社をこうしたい
プロダクトをこうしたいという具体的な信念を持っている人。
それを伝えられる人
・経営視点
時代の変化の中で、どこで儲けていけるのかを模索できる人
・組織文化を自ら創る
自分色に染めたいと思っている人、文化の大事さを痛感してる人
・とにかく進める
評論家では無く、何でもステップに分けてガンガン進められる

最後に、CTOの役割やVPoE/VPoPについては、
元Gunosyで現DMMの松本さん、元nanapiの和田さんの記事など、大変参考にさせていただき勉強させてもらってるのでリンク貼っておきます。

 

TOP