PET検査って何? 早期のがん発見のためにできること

PET検査って何? 早期のがん発見のためにできること

がん検診は受けていますか? 35歳以上からはがんになるリスクが高まります。毎年自治体や会社の健康診断しか受けていないという方はがん検診を受けることをおすすめします。そこで、早期発見に優れたPET検査について解説しました。

35歳を過ぎたらPET検査をしよう!

がんは日本人の死因第1位。誰でもかかりうる身近で怖い病気ですよね。しかし、がんは検査による早期発見・治療を行えば、生存率はぐっと上がります。とはいえ、普通の健康診断では発見が難しく、体の不調を感じ始めたころには末期になっているということも。そこで、注目されているのがPET検査です。この検査を行えば小さながんでも見つけることができるので、がんの治療を早くから始めることができるのです。なおPET検査はがんにかかるリスクが高まる35歳を過ぎから推奨されています。

PET検査って何?

PET検査とはがんを発見する検査の1つで、「陽電子放射断層撮影」という意味の、Positron Emission Tomography(ポジトロン・エミッション・トモグラフィー)を略した言葉です。

がんは体内に腫瘍ができ、実際がん細胞がある程度成長してから発見されることがほとんどです。一方、PET検査では、点滴で検査薬を流し込むとがん細胞に印をつけることができ、それを撮影することにより小さながんを発見できるという仕組みになっています。レントゲンやMRIでは映し出された写真からがんを見つけ出していましたが、PET検査では細胞の性質からがんを探し出せるのです。

どんな人が検査を受けるべきなの?

チェックリストを以下にまとめてみました。

  • 35歳以上
  • 家族や身内にガンを抱えている人がいる
  • 毎年会社や自治体の健康診断のみである
  • 高血圧、高血糖、不整脈がある
  • タバコを吸う

誰でも1つは心当たりがありそうな項目ですね。がんは誰でもなりうるので広くあてはまるようになっています。

PET検査で発見できるがん

PET検査は検査薬を体内に注入することで、1回で全身のがんを調査できるすぐれものではありますが、完全ではなく、がんを発見しづらい体の部位もあります。頭頸部がん、肺がん、すい臓がん、大腸がん、乳がんなどには非常に優れているといわれていますが、食堂・胃の早期がんや原発性肝がん、泌尿器系がん、脳腫瘍、白血病には向いていないとされています。

発見できるがん

  • 頭頚部がん
  • 転移性脳腫瘍
  • 食道がん
  • 肺がん
  • 乳がん
  • 子宮、卵巣がん
  • すい臓がん
  • 大腸がん
  • 転移性肝がん
  • 悪性リンパ腫
  • 悪性黒色腫

このように、PET検査は多くのがんを早期からできるというメリットがありますが、検査が10万円前後であること、MRIやCTと同じく放射線被ばくがあるという点も考慮したうえで検査を行うか決めるようにしましょう。

さいごに

PET検診についてわかっていただけましたか? がん検診を受けるにあたって、PET検査も考慮に入れてみると良いかもしれません。とはいえ、実費で10万円はやはり一般的には高価すぎますよね。そんな方は他の検査でがんが識別できない場合など、健康保険が適用されるケースもあるので詳しくは専門の機関に問い合わせてみると良いでしょう。

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