採用が重要、面接時にストレス耐性を見抜く5つの視点

採用が重要、面接時にストレス耐性を見抜く5つの視点

就職活動での面接。皆さんも経験がありますよね。最近では、労働者の精神的な強さも採用の際に検討すべき項目になっていますが、ストレスへの対処が上手な人を見抜くには5つのポイントがあります。

ストレス耐性とは

職場でのストレスチェックの義務化が実施されましたね。そこで気になるのが、個人のストレスへの対応力です。ストレス耐性とは、どれだけタフにストレスに耐えられるか、ストレスに抵抗できるかということです。

たくさんの人が同じ職場の同じ環境の中で一緒に仕事をすると、ストレスを強く感じる人とあまりストレスと思わない人がいます。これは、その人のストレス耐性が強いか弱いかということに起因しています。採用の際に、その人のストレス耐性をどうすれば見抜けるのでしょうか。

採用時にストレス耐性をチェックすべき理由とは

同じ時期に採用されて、同じ環境下で同じように仕事をしていても、ストレスに強い人と弱い人がいます。最近では、下の表のように精神障害も場合によっては労災として認定されることもありますから、採用の時点でストレス耐性について見極めておきたいと思う企業も多いと思います。

労災補償状況
厚生労働省 平成26年度「過労死等の労災補償状況」別添資料2(PDF)より

どこの職場でも、ある程度のストレスはあります。ただ、それを個人がどの程度に感じるか?という部分でストレス耐性が問題になってきます。もちろん、職場でのストレス以外に個人が抱えるプライベートなストレスもあるわけですが、仮にストレス耐性の弱い人を採用すると、これまでは問題のなかったようなこともその人にとっては心身に不調をきたすような重大なストレスになってしまいます。

プレゼンティズムという言葉をご存じでしょうか。プレゼンティズムとは出勤しているにも関わらず、業務に支障のあるような健康上の問題を抱えていて、労働者として十分なパフォーマンスができない状態のことで、日本語では疾病就業とも言います。このような状態の人は、気付かぬうちに周りをじわじわと巻き込んで全体の生産性を落としてしまうことさえあります。

採用の時点である程度のストレス耐性があるかどうかを見極めておかないと、実際に就業してから事業場内でさまざまな問題が起こることが想像できます。例えば、採用した人がストレス耐性が弱いとメンタル面での不調をきたして早期離職してしまったり、うつ病などを発症してしまいパフォーマンスが落ち込むこともあります。

採用面接で確認しておきたいストレス耐性のチェックポイント

組織として活動する以上、ストレスが過大なものにならないような配慮は必要ですが、限度があります。必要な環境を作る企業としての努力は重要ですが、採用の時点でストレス耐性が高い人を選ぶことも必要です。

その1 ストレスと上手に付き合える方法を持っているかを確認する

まずは、その人がストレスに対処できる考え方の持ち主かどうかを見てください。
具体的には、物事を曲解することなく論理的に捉えられているか、柔軟にさまざまな考え方ができるかを確認します。

その2 肯定的な考え方を持っているかを確認する

自分に対して否定的な考え方をしていないか、過去を引きずり過ぎて気持ちを切り替えられないことが常態化していないか、他人に振り回されず自分を正しく評価できているかということ間接的に聞いてみると良いでしょう。

その3 ストレスを発散する方法を確認する

その人が普段どのようにストレスを発散しているか、できれば複数の方法を持っているかどうか、それは手軽にいつでもできる方法なのか確認してみてください。また、懇意にしている人や応援してくれている人など、心の味方になってくれる人がいるかどうか、自分の状況に合わせて相談できる相手を選べるか確認してください。

その4 面接待ちの時間を利用する

採用の面接を待つ時間も有効に活用しましょう。その人がストレスに対応できる力を持ち合わせているかを見るための一つの手段として、用紙に簡単な項目の質問を用意し記入してもらい、記入が終わってから机に伏せているかどうか、肘をつきっぱなしになっていないかを確認してください。これらに当てはまると、ストレスへ耐性が低い傾向にあります。

その5 面接時の様子はどうか?

例えば、椅子に浅く腰かけて背もたれに体を預けていたり、眉毛が八の字になっていたりしないか、視線に落ち着きがあるかどうか、面接時の言葉以外の部分もよく観察してください。ただ、面接時には本人も注意していることが多いので、必ずしも確認できるわけではありません。

さいごに

採用後にストレスを理由に業務に支障が出るのは、本人にも周りにもマイナスです。採用時には、求職者のストレス耐性をできる限り見極めてください。ストレス耐性が極端に低いと、周りへの悪影響もあるので注意しましょう。

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