【人事必見!】人事面談で使えるストレス対処法

【人事必見!】人事面談で使えるストレス対処法

 

ストレス対処法をWEBで調べるとたくさん出てきます。

例えば、厚生労働省の「ストレス軽減ノウハウ」。ストレスに対処する行動=ストレスコーピングを分けて、「職場上司や同僚、カウンセラーや精神科医への相談」、「家族のサポート」の2点が大切とのこと。しかしこれでは、社員のストレス解消法を人事面談で使えません!

そこで今回は、海外の有名サイトから具体的に人事がストレスの抱えている社員に実践できるストレス対処法について教えます。

海外サイトで必ずトップに挙げられるストレス対処法、原因の同定

”ストレス対処法”を日本のサイトで調べても具体的なものしか出てきません。しかし海外の有名サイトを見ると必ず、かならず、1番トップに書かれているのがこれ!

「原因を同定しなさい」

これ当たり前なのですが、意外と日本人は”その場の対処”に目がいってしまって根本的な原因を忘れがち…「わかっているよ」という社員も意外に具体的な原因を理解していないことも多い。ストレスの原因として考えられるものをリストアップしましょう。

ポイントは、網羅的に原因をリストアップするには、以下の項目から順番に考えていきます。

1.職場:会社のルール、人間関係(上司・部下・同僚)、取引先との関係

2.業務:業務量、業務内容(過去のミス等)

3.プライベート:付き合う、結婚、妊娠、出産、育児、介護といった環境の変化

網羅的に人事面談でサクサク聴いていきましょう。プライベートの部分はどれだけその社員と人事部の距離が近いかで良いでしょう。出来るだけ多くリスト化をしていきます。もちろん社員自身に書かせてもよいでしょう。

 

優先順位をつけるのがストレス対処法の2番め

「これだけがストレスです」というケースは意外と少ないものです。上司となかなか分かり合えないという原因であっても、具体的に”どの”言葉や行動、考え方がわかりあえていないのかをリスト化する必要はあります。

【BAD LIST】       【GOOD LIST】

× 上司と分かり合えない   ○ 上司の指示の意味がわからない

         のみ   ○ 上司の口が臭い

              ○ 上司から夜に仕事の電話がかかってくる

              ○ 上司の指示がコロコロ変わる

となります。

この【GOOD LIST】からストレスの順位づけもしくは10点満点で何点かを決めていきましょう。一緒に考える時は、上手に社員と一緒に誘導してあげましょう。「この項目はストレス度で言ったら何点くらい?」といった具合にです。

例えば、ストレスが溜まる度MAXを10とした場合、

○ 上司の指示の意味がわからない 3 点

○ 上司の口が臭い 6 点

○ 上司から夜に仕事の電話がかかってくる 8 点

○ 上司の指示がコロコロ変わる 7 点

そうなんです。

点数化をしてから優先順位を決めていくのが次のステップとなります。

 

ストレス対処法の極意は優先順位、どれから?

ストレスの溜まる度合いを点数化してみても中には非常に解決しにくい問題もあります。しかしここはじっくり1つずつ丁寧に項目ごとに考えていくことをオススメします。なぜなら意外と解決方法は、考えると出てくるものだからです。

そのときのポイントは、「なぜ5回」という質問を自分自身に問いかけることです。

例えば、点数の高い、”夜の電話”で、これらをシンプルに解決する方法を考えるには、「なぜ夜に上司は電話をかけてくるのか?」という質問をします。

例) 日中に上司へ報告する回数が少ないから、あとから上司が資料を読んで疑問点や修正点を解決したがっているから

→ 「なぜ日中上司へ報告する回数が少ないのか?修正点が多く発生してしまうのはなぜか?」

【なぜ2回目】

例) 朝来社する時間が遅いために上司が既にミーティングに入ってしまっている、業務にとりかかる時間が遅くなってしまい、終わるのが終業ギリギリになってしまうから。

→ 「なぜ朝来社が遅いのか?なぜ業務にとりかかる時間が遅いのか?」【なぜ3回目】

例) 夜、家に帰ってから子どもたちを遊んでから自分の趣味の時間で1時過ぎまで作業してしまうから。その日の計画を立てるのに1時間半〜2時間かかるためスタートが遅くなってしまうから。

→ 「なぜ平日に自分の趣味の時間をしっかりと作る?計画に2時間かかるのは?」【なぜ4回目】

例) その日の非効率的な業務や夕方からの上司との電話対応でストレスが溜まるから。記憶がバラバラとなってその情報を再度集約するから

→「バラバラになった情報を再度集めているのはなぜ?」【なぜ5回目】

例)電話対応など集中力が切れている状態で上司とやりとりしたり、前日にその日のタスクを早く終えて、次の日の予定計画を立てていないから。

結論)結局、前日に計画を立てておいて、さらに来社時間をいつもより1時間早めれば、効率よく計画を立てて、上司 との確認はミーティングの前にでき、余裕もって作業に取り掛かり、確認出来る時間も増える。来社時間を早めるには、子どもたちと同じように22時に寝て5 時に起きることで対応可能。そうすれば、普段のストレスも溜まりにくく、趣味の時間は土日だけで済む。

といった解決策が浮かび上がってきます!

これをやるのは、大変と思うかもしれませんが、慣れると意外と早いものです。

リストアップされた項目に対してこのように「なぜ5回」から解決方法を見出し、その中でやりやすく、最も効果的なものから実際にやっていきます。

 

最後に、このストレス対処法が1番の近道!

ストレス対処法って運動しなさい、気分転換しなさいしか教えないことが多いですが、本当はストレスの原因をしっか りと同定して、その原因を解消させていくことが最も効果的です。しかも長続きします。一見、時間がかかって面倒だなと思うかもしれませんが、実はこれが1 番の近道です。

これでダメなら産業保健スタッフへ。

今回参考にしたサイトは、CDC(NIOSH)Mayo Clinic WebWebMDthe POSITIVITYBLOGPatient.co.uk、CSIP 2005、Health and Safety ExecutiveAmerican Psychological Association

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