【考えること3つ】産業医契約時の業者選定

【考えること3つ】産業医契約時の業者選定

【最終更新日:2017年11月2日】

常時雇用する従業員が50名を超えた場合、人事労務担当者は産業医を契約するために、産業医を紹介してくれるルートをいくつか探し始めます。しかし、初めての産業医選任となると、どうやって産業医を選ぶのがベストなのかがわからないものです。今回は、産業医を選定する上での主なルートについて説明します。

 

【最新版】産業医の契約状況:企業の選任割合

まずは、産業医と契約している企業は実際にどれくらいあるのかを解説していきます。下記は、厚生労働省の労働安全衛生基本調査「平成7年、平成12年、平成17年、平成22年」を組み合わせて作成したものです。ご覧の通り、産業医の契約状況はこの10年で飛躍的に改善されています。特にストレスチェックなどを踏まえて、中小企業の改善率は著しいのが現状です。

産業医の契約状況

 

【最新版】産業医の契約状況:業種別

最新版、産業医の契約状況を業種別に一覧

業種別の産業医の契約状況を見ていくと、生活関連サービス業や娯楽業、飲食サービス業や卸売業、そして小売業といった小規模分散型の業種においては、産業医選任率が低いようです。また、これらの業種は「ブラック企業」と言われやすい業界としても有名ですね。

 

【5つのポイント】産業医の契約時の選定

産業医を契約している企業の状況をデータから理解してもらったところで、実際に産業医選定のポイントについて見ていきましょう。

産業医の契約ルートとしては、いくつかあります。ここでは、紹介会社、地元医師会、健康保険組合、健診センター、個人産業医事務所、知り合いを挙げてみました。それぞれにおいて、もちろんメリット・デメリットがありますので、表にしてまとめてみました。

記事作成・監修は山田洋太、産業医が担当

※ 点数が高いほど「良い・高い」とし、報酬に関しては点数が高ければ低報酬となります。

産業医の契約: 紹介会社

やはり一番のメリットは、産業医の登録数が多いことによるフレキシビリティと、万が一マッチしなかった場合の調整力です。「産業医 選任」と検索をするだけで、数社の紹介会社とコンタクト取ることが出来ます。また、紹介会社から産業衛生関連のサポートを受けることも可能であり、そのサポートは月額費用に含まれているケースが多いです。デメリットとしては、初期費用として紹介料を取られるため、少々高額になることがあります。

産業医の契約: 医師会

医師会のメリットは、都心部というよりも地方企業で比較的感じることができます。地方企業にとって、フリーの産業医を探すことは極めて困難と言えます。ですから、医師会に所属している医療機関の先生が、産業医の資格を持っていると非常にありがたいわけです。地元に根づいており、社員が会社で体調不良となっても、先生がいるクリニックで診療を受けることも可能となります。この場合、定期健康診断の受診をクリニックで兼ねることが多いようです。

産業医の契約: 健康保険組合・健診センター

健康保険組合や健診センターでは、独自に持つ産業医とのコネクションから、産業医を紹介することが多くなります。ただ、健診センターの産業医のデメリットは、健診医としても業務があるため非常に忙しく、フレキシブルな対応が難しい場合があります。ただ、メリットとしては、定期健康診断とパッケージになっていたりするため、報酬額が低額です。定期健康診断を頼んで、一緒に産業医もお願いするという企業があります。

産業医の契約: 個人産業医事務所

個人産業医事務所では、複数社をクライアントとして抱えて産業医業務を専門で行っているため、スキルが総じて高いのがメリットです。「◯◯産業医事務所」や「◯◯労働衛生コンサルタント事務所」で検索すると、実際に何件かひっかかってきます。ただ、数多くの企業をクライアントとして抱えてしまうため、予定がなかなか合わなかったり、報酬が高くなるというデメリットが発生する可能性があります。

産業医の契約: 知り合いの企業からの紹介

これが最も信頼度が高いでしょう。既に産業医として活動している企業から、どんな業務をやっているのか、どのようなスタンスで臨んでいるのか、どのような社内の評判かなど、実務の様子を事前に知ることができるからです。ただ、デメリットとして挙げられるのは、仮に選定した後にマッチしなかった場合、知り合いの企業との体裁もあるため、他の産業医に切り替えづらいという点です。

 

契約ルートごとにメリット・デメリットを比較してみました。自社にフィットした、自社にとって優秀な産業医と契約するためには、様々なところへアクセスして、実際に話を聞いてみてください。弊社は、IT企業に特化をした産業医紹介会社として、ハイクオリティの産業医をご紹介しております。

↓↓↓要チェック

★ 産業医の報酬の妥当性、おおよその目安について知りたい人事はこちら

・「【調べた結果】産業医の報酬はこれだ!

★ 新規で産業医を選任する際の成功ポイントと失敗例

・「【究極】産業医新規選任する場合の基準2つ

★ 産業医の源泉徴収や消費税の対応を知りたい人事はこちら

・「ベテラン人事も??…産業医の源泉徴収どうしてる?

★ 専属産業医の兼職の通達は一応知っておきましょう

・「専属産業医は兼職して良いのか?「専属!?」」

★ 産業医にはたった3つのことだけ健康診断でやってもらいましょう

・「健康診断結果で産業医にやってもらう3つのこと

★ 産業医を選任しないといろんな悪いことが起こります

・「産業医選任しないと罰則あるの知っていました!?

もし産業医のことでお困りなことあれば、「弊社」までお問い合わせ下さい。

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