即死も休業も同じ書類。労働者死傷病報告(休業4日以上)の書き方

労働者私傷病報告には2種類ありますが、事務所系より注意が必要な建設系の労働者に関する書類の書き方をまとめました。事務系の労働者とは、若干異なる部分もありますので、注意して記入してください。

即死も休業も同じ書類。労働者死傷病報告(休業4日以上)の書き方

労働者私傷病報告には2種類ありますが、事務所系より注意が必要な建設系の労働者に関する書類の書き方をまとめました。事務系の労働者とは、若干異なる部分もありますので、注意して記入してください。

労働者死傷病報告

労働者私傷病報告に必要なもの

1.労働者私傷病報告(休業4日以上→様式23号)の書類。書類のダウンロードはこちら

2.労働保険番号

3.被災した労働者の生年月日や経験年数などの確認

4.法人の代表印

などで通常は大丈夫ですが、現場の略図などの確認も先に済ませておくと書類がスムーズに書けます。災害発生時には、遅滞なく書類を提出してください。(労働安全衛生規則第97条)

こちらは、建設系の労働者の場合です。

労働者私傷病報告の基本

①    労働者私傷病報告の提出先です。事業所の所在地の所轄の労働基準監督署長です。休業補償の請求書類の提出先と同じとは限りません。

②    自社の労働保険番号を書きます。左詰めで枝番号 まで書きます。労働保険番号は過去の労働保険の概算・確定保険料申告書、過去の労働保険の申請書類に載っていますが、人事担当者が変わって番号が分からな い時には、厚生労働省の労働保険適用事業場システムで番号を調べることもできます。厚生労働省の検索サイトはこちら

③    日本標準産業分類の業種を記入します。総務省の検索サイトはこちら

④    被災した労働者の所属する事業場(支店や工場など、出先機関の場合はその出先機関)の名称を書きます。カナは、濁点・半濁点は1マスに書き、漢字は書ききれない場合にはすぐ下の空欄に続きを書きます。

⑤    工事名を書きます。長くて書ききれない時はすぐ下の空欄に書きます。

⑥    被災した労働者の所属する事業場(正確な出先機関)の所在地等を書きます。労働者数は、その事業場の人数です。

⑦    親事業場・元方事業場の名称は記入漏れが多いので、見落とさないようにしてください。建設業で共同企業体(JV)の場合には、「○○・○○建設共同企業体」のように書きます。長くて書ききれない場合には14の発生状況及び原因の欄に書いても大丈夫です。

⑧    派遣先事業場名・提出事業者の区分は、被災労働者が派遣かどうかで記入の有無が異なります。

⑨    この被災に関する事故の発生日時を書きます。

平成は7なので、例えば平成27年7月3日であれば7270703です。時間は24時間表記です。

労働者私傷病報告の労働者情報

労働者私傷病報告の労働者情報

⑩    休業した労働者の名前や生年月日などを書きます。拗音(小さな「やゆよ」など)、促音(小さな「つ」)は1マス使います。姓と名の間は1マス空けてください。

⑪    経験年数は、この欄に書いた職種での経験年数のことです。1ヶ月未満の場合には、0です。専門的もしくは特殊な工事の業種や運転手等は、他の会社に在籍していた期間も通算して経験に入れます。

⑫    休業か死亡のどちらかの欄に○をつけ、死亡した日時を書くか、休業の見込日数(10日未満の場合は頭に0をつけます)は治癒までの期間ではなく、再出社できるまでの期間です。

⑬    どこで、どの部位にどのような負傷をしたのか書きます。事業場以外で負傷した場合には、その住所や訪問先の名称等を具体的に書いてください。

労働者私傷病報告の事故発生時のこと

労働者私傷病報告の事故発生時のこと

⑭    災害発生時の状況や原因を具体的に書きます。特に、事業場の場所と被災場所が違う場合には詳細に書  いてください。

⑮    できるだけ具体的に現場の見取り図を書きます。図や写真を貼ることは認められていないので注意してください。

労働者私傷病報告の仕上げ

労働者私傷病報告の仕上げ

⑯    この労働者私傷病報告の書類を書いた人の職位と姓名を書きます。死亡や重症の場合、労働基準監督署から問い合わせがある場合もありますので、必ず書いてください。

⑰    書類の提出日を書きます。

⑱    被災した労働者を雇用している代表者の職位名、姓名を書いて印鑑を忘れずに捺印してください。労災保険の届出書式とは別ですので代理人の名前はNGです。特に建設業では元請けの名前を書いていることがありますが、間違えないように注意が必要です。

⑲    社労士が提出代行することができます。その場合には、社労士法に基づいて記名押印または署名が必要になります。

最後に

建設現場では、重機を使う作業や高所での作業もあるのでより慎重に注意しなければいけません。万が一、事故や災害があった場合、必要な届出はすぐに行ってください。また、その後の再発防止や原因の究明も確実にお願いします。

<参考WEBオススメ>

厚生労働省
→ 労働災害が発生した時。労働者私傷病報告他、必要な手続きが分かります。

厚生労働省
→ 労働災害発生状況。

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